第3章 次なる転移と治療の変化〜現在への歩み
継続治療と新たな転移
その後も2週間に1回の通院を継続し、基本的な抗がん剤のみを受けていました。病院での滞在時間は2時間半に短縮されましたが、持ち帰り点滴は継続していました。約2年間この治療を続けましたが、検査の結果、膀胱近くに腫瘍が発見されました。神経への影響を避けるため、通常の放射線治療ではなく重粒子線治療を選択し、昨年10月にがんセンター隣接の重粒子センターで約1ヶ月間治療を受けました。
治療法の変更
昨年末頃から、採血でがんマーカーの数値上昇が認められていました。経過観察を続けていましたが、約1ヶ月前のCT検査で新たな病変が発見され、再び抗がん剤治療が必要となりました。
これまで使用していた皮膚疾患やしびれを伴う抗がん剤は、副作用がきつかったため選択できません。飲み薬もありますが効果が不確実とのことで、残るは脱毛と下痢が副作用の抗がん剤のみとなりました。今月13日に開始したばかりで、まだ1ヶ月も経っていないのが現状です。
おわりに
私の人生観
様々な経験をお話ししましたが、私はいつも「なるようにしかならない」と考えています。どうにもならないことを考えても仕方がないという、前向きかどうかは分かりませんが、そのような気持ちで毎日を過ごしています。毎日を悔いなく精一杯生きていこうと心がけています。
長時間にわたりお聞きいただき、ありがとうございました。
(K.U.)